うなすけとあれこれ

2015年02月25日

オープンデータ先進県「福井」の残念なデータ以上に残念な事実

坂井市のオープンデータが残念だった件について

オープンデータ先進県「福井」の残念なデータに思うという記事が200ブクマを超えたこともあり、坂井市のオープンデータが残念であることは多くの人に知られたかと思います。

さて、先ほどの記事では、「坂井市の津波避難所データ」をXML形式でダウンロードしています。では、ダウンロードページに飛んでみましょう。 津波避難場所 | 福井県坂井市公式ホームページ XMLではない あれ……XML形式ではありませんね。

ブログ記事が書かれたのが2015年2月13日で、そのときはXML形式でのダウンロードが出来たようですが、坂井市のページの最終更新日時は2013年5月7日となっています。

おかしいですね

そこで、ふと気になってページのキャシュを検索したところ…… Googleによって2015年1月21日 20:24:53 GMT に取得されたキャッシュ XMLがダウンロードできる というものが見つかりました。(ダウンロードリンク先は404 not found)

つまり、2015年1月21日にはダウンロードできていたXMLデータが、批判記事公開後に削除されたというわけです。ですが、最終更新日時は全く変更されていません。

非難が集中したのかどうかは不明ですが、坂井市は先ほどの記事が書かれたあとにXMLデータを削除し、CSVに差し替えたにも関わらず、最終更新日時は変更しなかったというわけです。

これでは、「オープンデータが残念」以上に残念な印象を与えかねません。坂井市はせめてその旨の告知を行うべきだと思うのですが。

2015年02月25日
2015年02月14日

WordPressにはてなスターを設置した

経緯

認証欲求が強いのではてなスターを設置することにした。

方法

※これはこのブログのテーマ(Twenty Twelve)での方法であり、他テーマにおいても同一の方法が適用できることを保証しない。

トークンの取得

まずはてなスターのページにログインし、ユーザー名クリックによるブログ一覧のページ下部の、「外部のブログサイトを登録する」にブログのURLを記入し、追加を押す。すると、次のようなJavaScriptが表示される。 はてなスタートークン

header.phpの編集

wordpressダッシュボードの外観→テーマの編集から、header.phpを編集する。先ほど取得したJavaScriptを少し編集し、以下のようなJavaScriptをheader.phpの<head></head>内に挿入する。 javascript <script type="text/javascript" src="http://s.hatena.ne.jp/js/HatenaStar.js"></script> <script type="text/javascript"> Hatena.Star.Token = 'bb7523a4f3e36d04fb1c050c6403a18d6acf6b60'; Hatena.Star.EntryLoader.headerTagAndClassName = ['h1','entry-title']; </script> これで、トップページに表示される記事タイトル横にはてなスターのボタンが表示される。

個別記事ページへのはてなスター設置(content.php)

先ほどの変更では個別記事ページにはてなスターのボタンが表示されない。そこで、同じくテーマの編集から、content.phpを編集する。今の段階では以下のようになっている部分を編集する。

<!-- 初期状態 -->
<?php if ( is_single() ) : ?>
<h1 class="entry-title"><?php the_title(); ?></h1>
<?php else : ?>
<h1 class="entry-title">
    <a href="<?php the_permalink(); ?>" rel="bookmark"><?php the_title(); ?></a>
</h1>
<?php endif; // is_single() ?>
</pre>
この部分を以下のように編集する 
<pre class="lang:php decode:true " >
<!-- 変更後 -->
<?php if ( is_single() ) : ?>
<h1 class="entry-title"><a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a></h1>
<?php else : ?>
<h1 class="entry-title">
    <a href="<?php the_permalink(); ?>" rel="bookmark"><?php the_title(); ?></a>
</h1>
<?php endif; // is_single() ?>

どのような変更を行ったかというと、個別記事ページでは記事タイトルがただの文字列だったものを、その記事へのリンクとなるようにした。これにより、個別記事ページのタイトルがその記事へのリンクとなり、はてなスターボタンが表示される。

まとめ

crayonのハイライトなんかおかしくない???? というわけではてなスター設置したのでじゃぶじゃぶ押して下さい。

参考ページ

はてなスターをブログに設置するには - はてなスター日記 WordPressに【はてなスター】を設置してみる | ninnin.in -ニンニンイン- WordPressにはてなスターを設置するときに詰まるところ | .COM-POUND WordPress にはてなスターを設置 WordPressにはてなスターを設置 | 雪よりも白く 緋よりも赤く 日常@水月 Blogger版: Bloggerで「はてなスター」を表示するときのテンプレート修正

2015年02月14日
2015年02月07日

TEX Yoda Trackpoint Keyboardを買った

こころなしかかっこいい

始めてのパソコン

僕が初めて触ったパソコンは、TOSHIBAのdynabookだった。次に触ったパソコンは、まだIBMから製造されていたThinkpadで、そのどちらにもトラックポイントがあった。だから僕にとって、キーボードの中央に鎮座する、あの赤の突起はとても馴染み深いものだ。にも関わらず、そもそもトラックポイントがあるキーボードは少なく、それから何年もの間はカーソルを動かすのにはマウスやタッチパッドを使っていた。

そんな時にfacebookでTEX Yoda keyboardを見た時には、懐かしさや色んな感情が溢れてきて、すぐさま購入を決意した。 が、MassDropからの購入とはいえ、あまりにも高価だったので二の足を踏んでいたところ、ある方に一時的に支払ってもらい、手に入れることができた。ありがとうございます。

組み立て

さて、このTEX Yoda keyboardは、自分でハンダ付けをして組み立てなければならない。手順はMassdropにも書かれているが、こっちでも写真を使って説明していこうと思う。(撮影 @The_Miserable 画像はクリックすると大きくなりすぎる)

必要な工具は、はんだごて、はんだ、ドライバーくらいで、LEDの足を切るならニッパーも必要だろう。 はんだごて

箱に写っているキーボードは別の製品だろうか。 製品箱とCherry MX Red switch

まずは本体部分を分解していく。メインの基板、マウスクリック担当の基板、黒いアルミの板、アルミフレーム、裏の基盤カバーに分かれると思う。 箱から取り出したとき 裏のカバーを外す 土台を外していく メインの基板を外していく クリック基板を外していく 外れた メイン基板

Cherryスイッチを、黒いアルミ板に上からはめていく。この時、cherryスイッチの足が曲がっていたら真っ直ぐに伸ばしておく。クリック担当部分にも、小分けになった袋の中にはめ込むための板が入っているので忘れない。 Cherry MX Red switch 曲がった足を伸ばす作業 ひよこの雄雌仕分け感がある 割といっぱい曲がってる 上からはめていく 左端のスイッチの位置に注意 はめ終わり

基板をはめて、はんだ付けをする。足が全ての穴に嵌っているか確認しながらはんだ付けをする。この時にLEDを付けたいなら付ける。このLEDは、fn + enterで右下隅部分のキーを矢印キーの役割にさせるモード判別の役目を果たす。僕は付けなかった。付けたほうがいいと思う。 基板を上からはめる 足が出ているか確認

はんだ付けをする。 はんだづけをする はんだづけって感じ

はんだ付けをする。 この煙がいい香りがするんだ はんだづけだ はんだづけ こっちもわすれない はんだづけ終了

アルミの土台に、トラックポイント基板をネジ止めする。トラックポイント部品の先端部分は大きくなっており、このままでは基板取り付け時に干渉するので外す。 トラックポイント用部品 先端が外れているのがお分かりいただけるだろうか

はんだ付けした基板をアルミの土台に固定する。この時、配線を忘れないようにする。ここのねじ止めが奥まったところにあるネジ穴にネジをはめなければいけないため、ピンセットがあると便利。 うえからこそっとはめる

キートップを取り付けていく。大きめのキーに付いているスタビライザーは、キートップが嵌めこまれた時に「奥になっている方」に「隙間が大きい方」が来るよう取り付けなければならない。間違うと、キーが戻ってこない。言葉での説明が難しいので、写真で説明する。あと、金属軸?は写真だと先にキーボードに付けているが、実際はキートップにつけるのが先。 この写真は順序を間違って取り付けている だいたいこんな感じ こっちが正解 間違い画像

あらかたキーをはめ終えたら、説明書を参考に、裏面のDIPスイッチで好みのキー配列にする。自分は1、3、4、6をONにした。 はめていくのだ はめ終わる。少し余る。 よい

使い心地

なかなかよい。音に関しては、動画を撮ったが、実際にはこの動画ほどうるさくないように感じる。が、実際に聞いてみないとわからないものだ。Cherry赤軸の感想としては、タッチが軽く、指の疲れはあまりない。一番下まで押し込まなくても反応するのは、意識してキーを押すときに底打ち音を出さずに済んでよい。G、H、Bのキーを押すときに、指がトラックポイントに当たることがある。この記事もこのキーボードで書いているが、今までのキーボードと違い、音が心地よいので気持ちがいい。

いい買い物をしたと思う。

参考

TEX Yoda Keyboardが届いた - 良いあそなすちゃん TEX Yodaが届いたので使い始めた UKSTUDIO

2015年02月07日
2015年02月07日

Rubyとrmagickでjpegのexif削除、サイズ変更ツールを作った話

きっかけ

前回記事TEX Yoda Trackpoint Keyboardを買ったを書くときに、多くの写真を加工することになった。

スマートフォンで撮影した写真には、exif情報として、撮影地の緯度経度などが記録されていることが多い。そういう写真をブログに載せるときは、一応exif情報を削除している。まあ僕の個人情報になんの価値があるかはわからないが、自衛のためだ。

また、クリックした時に画面に収まりきらなくなるほど拡大されることもあるので、リサイズもすることが多い。(それでも前回記事は大きすぎた)

そういうときに使うツールが、jheadとimagemagickだ。jheadでexif情報の削除を行い、imagemagickで画像のリサイズをする。(imagemagick単体でもexifの削除はできる) “`shell $ jhead -purejpeg hoge.jpeg #exif情報の削除 $ convert -geometry 50% hoge.jpeg smallhoge.jpeg #画像を半分の大きさに縮小

imagemagickのみの場合

$ convert -geometry 50% -strip hoge.jpeg smallhoge.jpeg ”`

で、なにを思ったか、これをRubyで書いてみようと思った。

ceifpar.rb

unasuke/ceifpar

#!/usr/bin/ruby
#ceifpar
#conceal(clear) exif info from photo and resize it.

require 'optparse'
#require 'rugygems'
require 'rmagick'
#require 'mimemagic'

def is_jpeg? filepath
  if File.extname(filepath).downcase =~ /jpe?g/ then
    return true
  else
    return false
  end
end

#example for resize ratio format
# "1/2" , "0.5" , "50%" -> 0.5
def normalize_ratio str
  #fraction
  if str.include?("/") then
    rat = str.partition("/")
    ratio = Rational(rat[0].to_f , rat[2].to_f).to_f
  #percent
  elsif str.include?("%") then
    ratio = str.to_f / 100
  #decimal
  else
    ratio = str.to_f
  end
  return ratio
end

params = ARGV.getopts('r:')
ARGV.each{ |arg|
  if is_jpeg?(arg) then
    #open image
    img = Magick::ImageList.new(arg)

    #resize image
    img.resize!(normalize_ratio(params["r"])) unless params["r"] == nil

    #delete exif
    img.strip!

    #output image
    dst = File.basename(arg)
    dst[/\./] = "-dst."
    img.write(dst)

  else
    warn "#{arg} is not jpeg image."
  end
}

warn "No input image." if ARGV.size == 0

動作には、imagemagickとrmagickが必要となる。

つかいかた

事前にimagemagickとrmagickのインストールをしておく必要がある。

#exif情報を削除し、画像を半分の大きさにリサイズ
$ ruby ceifpar.rb -r 1/2 hoge.jpg
$ ruby ceifpar.rb -r 0.5 hoge.jpg
$ ruby ceifpar.rb -r 50% hoge.jpg

#exif情報の削除のみを行う
$ ruby ceifpar.rb hoge.jpg

-rオプションに続く小数、分数、パーセントに応じてリサイズする。-rオプションがない場合は、exif情報の削除のみを行う。出力画像はカレントディレクトリに元ファイル名-dst.jpgという名前で保存される。

つくってみて

まあこんなもんはどこの誰もが考えることで、そもそもshell scriptで書けば一番手っ取り早いし、同じことをするプログラムなんてものはもう既に世の中に数えきれないほどある。いわば、ただの車輪の再発明だ。

それでも作った理由は、まず1つが「勉強になるから」である。Rubyを書いた経験は短いので、とにかく色々なものを作って、文法を体で覚えたり、解決策がどこにあるのかを見つけることが大事だ。このプログラムを書くのに、Rubyの公式リファレンス、RMagickの公式リファレンス、その他いろんなブログを見て回った。

2つ目が、「自分に合うものを作りたい」である。そうやっていろんな人が作った世に出回っているツールのやり方が、自分には合わないことが多い。いちいち-purejpgなんていうオプションを覚えたくないし、むやみにソフトウェアをインストールするのもあまり好まない。この程度の作業なら、自分で作ってしまえば動作は隅から隅まで把握しているし精神衛生上よい。

そもそも車輪の再発明とか言ったら、プログラミングの練習課題として出される素数判定とかはどうなんだと思う。あんなのわざわざ実装しなくたって素数判定メソッドとかあるし、全く無駄だということになる。俺が1年生の時に素数判定のプログラムで悩んだ数ヶ月はまったくの無駄なんだ。あの数ヶ月を返せ。

これから

とりあえずREADMEを書きたい。あとは出力先ディレクトリ、名前指定とかだろうか。まあでも、自分しか使わないだろうしこのままでもいい気がしないでもない。

2015年02月07日
2015年01月01日

2014年を振り返って

2014年に書いた記事一覧(新→旧順)

アクセス数(2014年内)

2014年に書いた記事のみ

1位 5088views MacでC/C++を書いてコンパイルするなら?(授業の課題程度) 2位 3228views Brewfileで管理するのはもうオワコン 3位 2940views Slackにアカウントをつくるまで 4位 2520views JavaのSocketを用いたテキスト、ファイルの送受信 5位 1835views Linuxでandroidの音楽管理

全記事

1位 12049views ubuntu13.10とWindows8(8.1)のデュアルブートで悩まされたいくつかの問題 2位 5088views MacでC/C++を書いてコンパイルするなら?(授業の課題程度) 3位 4582views OpenCVで顔認識 4位 3257views XcodeでOpenCV始めると大変 5位 3228views Brewfileで管理するのはもうオワコン

月別アクセス数

アクセス数
1月 2,288
2月 2,220
3月 3,536
4月 4.951
5月 4,643
6月 4,060
7月 4,081
8月 5,615
9月 4,455
10月 5,986
11月 5,396
12月 4,939
合計 52,170

デュアルブートの記事に根強い人気を感じます。あとOpenCV。これは以前使っていたMacPortsで導入したものなので、今どきの流行りではないですがやはり伸びています。Brewfileの記事は、はてなブックマークのお陰で閲覧者数が一気に伸びました。Slackも、導入記事はその当時見なかったのでアクセス数が伸びました。今でも「slack 導入」でググると1ページ目に出てきます。

集計は全てjetpackによるものです

振り返って

2013年を振り返ってで述べたiOSの記事は、実は下書きに2記事ほどあるのですが、うだうだしているうちにSwiftが登場したので没にします。いつか書く日が来るかもしれません。

個人的に決めていた、「1ヶ月1記事以上」という目標を達成できてよかったです。そのおかげかどうか、3月からは1日の訪問者数も毎日100回は超えていました。

今年も「1ヶ月1記事以上」を目標にブログを書いていこうかと思います。よろしくお願いします。

2015年01月01日
2014年12月31日

年末OS奮闘記

OSインストールディスクたち

12月29日

usbメモリにubuntuを入れ、uefiブートが出来るようになったらいいなと考える。 UbuntuTips/Install/UEFI - Ubuntu Japanese Wikiを参考にするも、grubが立ち上がらない。 窓の外には: How To UEFI and BIOS Bootloader on USB Flash Drive UEFIBooting - Community Help Wiki これらを参考に奮闘するも、うまくいかない。 USBインストーラのboot領域をコピーするという案を試すも、上手くいかず。

12月30日

そうこうしているうちに母艦側のブートローダーを飛ばしてしまったらしく、母艦側OSが起動しない。 母艦側LinuxMintをubuntuに差し替えインストールするも、ブートローダーは起動せず。 FedoraをDVDから起動させようとするも、起動せず。 boot-repairはubuntuのLiveDVDから起動すると起動が途中で止まる。

12月31日

boot-repairのCDイメージを焼くも、「uefi環境で使うならUnetbootin使え」と怒られる。 ubuntu LiveDVDからunetbootinでUSBメモリに焼こうとするも、メモリがなんかおかしくてフォーマットが出来ない。 別のUSBメモリで試すも、boot-repair起動後は同じメッセージが出てくる。 unetbootinで焼いたFedora、起動せず。 Super Grub2 Diskを作成し、HDDにインストールしたubuntuを起動させる。 起動したubuntuで以下のコマンドを実行。

$ sudo grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
$ sudo grub-install /dev/sda

これで母艦側は修復完了。

2014年12月31日
2014年12月31日

オヤイデ電気 HPC-MXを買った

oyaide mmcx hpc mx

経緯

Shure標準で付いてくるケーブルは、RとLの分岐点、ステレオミニジャックコネクタがデカイ。あと、頻繁に付け外しをするようになると、耳のあたりのワイヤーがうっとおしくなってきた。

そこで、ワイヤーがなく、いろいろとスリムなHPC-MXを買うことにした。ちょうど安くなっていたし、クリスマスだったし。(MMCX着脱型イヤホン・リケーブル HPC-MX)

レビュー

外観

イヤホンの色に合わせて赤を買った。なかなかいいのではないか。

音質

わからない

かけごこち

ケーブルはしなやかで、耳の後ろに回しても暴れることなく安定してかけていられる。全体が緩めの針金みたいで、きつく曲げると跡が残る。

2014年12月31日
2014年12月13日

高専カンファレンスin福井2を開催して kosenconf-089fukui

kosenconf-089fukui

この記事はKosen Advent Calendar 2014の14日目の記事です。

僕と高専カンファレンス

高専カンファレンスというイベントを知ったきっかけはなんだったろうか。初めて参加したのは2011年の高専カンファ三重だったのは記録に残っている。(高専カンファレンス in 三重 に参加してきました!)それから今までに、新春カンファ(新春・高専カンファレンス2012 in 東京 kosenconf-038tokyo に参加して)や奈良2(高専カンファレンス in 奈良2に参加したよ! kosenconf-054nara)、大高専パーティー(高専カンファレンス in 大高専パーティー(kosenconf-063kosenparty))、6周年記念パーティー(高専カンファレンス6周年記念パーティに行ってきて。)に参加してきた。そして振り返ってみれば、新春カンファ、つまり2年前にはもう「福井で開催したい」という想いがあったことがわかる。

僕にとっての高専カンファレンスは、帰省のようなものだと思う。高専という学校は、そこにいる高専生はどこもよく似ている割に、だいたい一県に一校くらいで、なかなか会えるものではない。そしてたまに開催されるカンファレンスで会うのだ。普段はSNS上での付き合いしか無いのが、会うことで深く知りあえたり、新たな出会いを生む。

僕は高専カンファレンスでの出会いによって、さまざまなかけがえのないものを得た。そして、それは僕だけではないはずだ。そんな高専カンファレンスに、恩返しがしたい。2年前とは違う想いで、高専カンファレンスを、2回目の福井開催をしたいと思った。

開催したいしたいと言いながら5年生になってしまい、就活に苦しんでいた僕の背中を押したのも高専カンファレンスだった。

087fukuiのページはいつできるの?っと #kosenconf

— 那珂にし (@hIDDENxv) <a href=“https://twitter.com/hIDDENxv/status/477707019932024832”>2014, 6月 14
会場で「やります」と言った時、取り返しがつかないところまで来たという感じと、やってやるという意気込みが胸の中に渦巻いた。

高専カンファレンスを開催する

高専カンファレンスを開催するのは、手順(高専カンファレンスWiki)は見た感じ簡単である。開催宣言を出し、場所を借りて、発表者と参加者を募集する。しかし、実際はそうもいかない。

今回の高専カンファレンスは、まず場所の確保が問題になった。たいていは開催地の高専の大部屋になると思うが、福井高専の場合、前回開催時の大講義室はもう予定が埋まっていた。まあ他にも広い部屋はあるので、それは構わない。だが、福井高専の場合は施設利用料が発生するのだ。広さに応じた金額が決められている。よって、大部屋ほど高額となる。高専カンファレンスは、参加者は主に学生である。そして、遠方からの参加も多い。参加費は無料にしたいのだが、この施設利用料が大きな壁となった。これは、顧問の先生の尽力により解決した。

次に問題となったのが、配信である。高専が各地に散らばっている以上は、参加したいがどうしても無理という場合もある。そんな人のために、Ustreamでの配信も、可能であるならば行いたい。しかし、福井高専では、学内のネットワークはフィルタを通して外につながっている。果たしてUstreamによる配信は可能だろうか。これは、福井高専のネットワークを管理している先生方との交渉で、高専カンファレンス当日のみ、配信機材の外部接続を許可することによって解決した。

各高専、会場で状況は変わるだろうが、高専カンファレンスというイベントの性質上、開催を渋る先生方は少ないように思う。学内開催の場合、高専カンファレンスに理解のある先生を見つけることが、成功への第一歩だと思う。

高専カンファレンスin福井2を開催して

今回は、福井高専からの初参加が多くて、とても嬉しかった。そして、それが狙いでもあった。なにか大きな目的がない限りは、休日に県を超えて移動するなんてことは、したくない。でもそれが自分の通っている学校なら?少しは行く気になるだろう。「福井で(カンファを)やるなら行く」と言う友人もいた。

とりあえず一度参加して欲しかった。その経験で、自分にはこのイベントは合わないと感じるのも、また行きたいと感じるのも自由だ。参加しないより、参加して損する方がよっぽど得だし、参加して得ならもっと得だ。そういう意味で、福井高専で開催出来たことがとても嬉しい。彼らがどう感じたにしても。

高専カンファはマジで言ってよかった— かなまる (@0626Yoshimaru) 2014, 12月 13

高専カンファレンスのこれから

高専カンファレンスはこれからどうなっていくだろうか。今年で6年だが、これが10年、20年と続いていくだろうか。今よりももっと、他学科も巻き込むようになるだろうか。もしかしたら、仮想空間での開催も行われるようになるだろうか。

どのような形であれ、「出会い」を生む場としての高専カンファレンスは、なくなってほしくない。それがどこかの高専、大学、企業あるいはインターネット上だろうと関係なく、高専生の交流の場はずっと続いて欲しい。なぜそう思うかは、自分がとてもいい経験をしたからだ。なにかしらの得るものがあってほしい。だから、高専カンファレンスはなくなってほしくないし、多くの人に参加して欲しい。

最後に

天候が悪い中お越しいただいた発表者、参加者の皆様、Ustreamで視聴されていた方、配信の協力をしてくれた放送メディア研究会の皆様、スタッフとして協力してくれた皆、会場の確保、回線のセッテイングに奔走していただいた先生方、本当にありがとうございました。高専カンファレンスin福井2が無事に終了出来たのも、皆様のおかげです。

2014年12月13日
2014年11月15日

XY find itが届いた

tag 2014年4月21日に目標額を達成したXY find itがようやく届いた。 XY find it

XY find itとは

持ち物につけるiBeacon互換デバイス?で、Bluetooth LEで動作する。ある一定の距離を離れるとアラートが届いたり、なくした時には、どこにあるのかを地図上に表示したり、このデバイスからアラートを鳴らしたりすることができる。

海外メディアだけでなく、国内のメディアでも取り上げられたことがあり、わりと知名度が高いのではないか。 落とし物を防止・追跡・発見できるiOS/Android用トラッキングタグ「XY」 - GIGAZINE A Tag With Killer UX That Finds Lost Keys and Pets | WIRED

レビュー

まず、海外から小包が届く。 小包

3つ入りのやつで投資したので、これが届く。 小筒開封

内容物。何かに付ける用のチェーンも入っている。 中身

まず、絶縁シートを外してやる必要があるが、めちゃくちゃ固かった。工具がいる。

さて、これを使うのはアプリのダウンロードが必要になる。iOSにもAndroidにも対応しているので、良い。 iOS用 Android用

初回起動時は、位置情報の許可をする必要がある。 位置情報の許可

ログインを要求される。facebookアカウントでもいけるのでそれにした。ただし、メールアドレスを検証するメールが届くが、そのリンク先に飛ぶとサーバーがエラーを吐く。つらい。 追記(2014-11-16 22:46)エラーが直っていた ログイン要求

通知も許可する。 通知の許可

タグを認識する。いくつか買ったので、どれがどれかわからないかもしれないが、認識作業は結構シビアである。端末の画面の上にタグを置いて30秒位待たないとベアリング出来ない。 タグの紐付け

写真と対応させることができる。どれがどれだったかを覚えておかなくてもいい。なぜか画像加工機能が豊富。 写真を登録

タグをタップすると、この画面に遷移する。この画面から、アラーム音を出す、現在地を表示、画像の変更やなくした報告ができる。たぶん、XYユーザーどうしでどこにあるのか探す機能もあるっぽいけど試せない。 タグの情報

一通り追加完了。左列が離れた時にアラームを出すタグ、右側がそうでもないタグと分類されている。タグの長押しからそれを切り替える。 設定完了

感想

タグのデザインもいいし、アプリもいい感じである。届いたばかりなので、しばらく使ってみたあとに感想を追記していくかもしれない。ただ、プロジェクトページにあるイメージ写真より厚いように見えるのが惜しい点かなと思う。

2014年11月15日
2014年10月21日

第50回福井高専祭

fukui nct festival 50th

高専生として最後となるであろう第50回高専祭が終わりました。5年生という最高学年で、50回目という節目の回に高専祭実行委員として活動できたことを、嬉しく思います。

事の発端はいつだったか、学生会長らに今年もスポンサー長として活動してくれないかと頼まれたときでした。昨年度の高専祭でもスポンサー長として働いていて、今年はもう実行委員にはならない、あんなに自分の時間を取られてたまるものかと思っていました。しかし僕は自分の替わりとなる人を指名できず、2年連続でスポンサー長になりました。

正直、嫌でした。また百数社に電話やメールをしなければならない作業は、気の遠くなる作業です。それに今年は高専祭の開催が例年より早まっているとあって、電話をするペースも上げなければなりませんでした。1日のうちに十数社に電話をし、ほとんど同じ数の企業に訪問をしなければなりません。そのためには、優秀な後輩が欠かせません。

しかし、そもそも替わりを見つけられなかった僕に、企業を訪問してくれる後輩や車を出してくれる同級生、友人を見つけられるはずがないのです。もともと自分が嫌な目にあっているので、頼んでも「嫌」と言われたらそこで引き下がります。嫌なことはさせたくありません。そんななか、数多くの後輩を探し出してくれた友人らのおかげで、なんとか活動できるような人数が揃いました。嫌とも言わず引き受けてくれた後輩達、人員を集めてくれた友人には本当に感謝しています。

それでも僕は、たびたび勝手の分からない後輩に企業への電話を頼もうとしたり、何時間もずっと電話せずにいたりして、わがままな態度を取っていました。そのせいで後から大変な目にあうのは去年からわかっているはずなのに、愚かなものです。根底にある「嫌」という感情がそうさせました。もう電話したくない、かかってくるのを取るのも嫌でした。着信音の度に憂鬱で、原稿が無いと電話ができませんでした。

夏休み、忙しいはずなのに、やりたいこともあるはずなのに毎日朝から学生会室に顔を出し、企業を訪問してくれたみんなのおかげで、最後は駆け足になりながらも全企業の訪問と電話を終えることができました。スケジュールを組むのが下手で、ずっと学生会室で暇させてしまったりして申し訳ないです。

夏休みの終わる頃には、だいたいの協賛金額がわかるものです。今年度は、今までになく協賛お願いする企業を増やしました。その甲斐あってか、記録に残るうちで最高金額を集めることができました。節目の回ということで豪華にしようと意気込んでいる実行委員には、とてもありがたかったです。協賛企業の皆様には感謝しています。

途中で、身勝手な都合で長としての仕事をすることができなくなったときにも、表立って批判することなく、仕事を引き継いでくれた実行委員、友人には頭が上がりません。大変な思いをさせてしまって、申し訳なく思います。

高専祭当日も、忙しく動き回る実行委員を見るたび、罪悪感で胸がいっぱいでした。それなのにステージに立ったりして、不誠実な人と思われたかもしれません。それでも、最後の年にステージに立てて嬉しかったです。最後のわがままと思ってください。陰で何を言われようが、僕はあの時、とても楽しかったです。途中で仕事を抜けたとはいえ、自分が資金を集め、運営に関わった高専祭を、楽しんでもらうのが嬉しかったとともに、自分も楽しみたかったのです。いろんな露店を回って、いろんなものを食べて、お揃いのTシャツ、パーカーを着たかったのです。なにせ最後の年ですから。

最終日の花火は、特に記憶に残っています。想像を上回る規模と迫力に、ただただ圧倒されました。周りで友人らがよかったと口々に言うのを聞いて、とても嬉しかったです。

最後の片付けや、心和館での集まりでも、なにも不平をいわず受け入れてくれて、ただただ感謝しています。あと、胴上げも。

最高の高専祭でした。反省点も多いですが、最後の年に楽しめたこと、楽しませてくれたこと、本当に感謝しています。協賛企業の皆様、実行委員のみんなには、感謝しきれませんし、また謝罪の言葉もありません。

願わくは、来年度のスポンサー長には、今年ほどでなくてもいいので、頑張って欲しいです。電話が嫌いになるでしょう。携帯が震えるたびにビクつくことになるかと思います。それでも、価値ある仕事です。高専祭でのみんなの笑顔を作る仕事です。それは企画や装飾や警備や他の部門ももちろんそうです。掛け替えのない役目なのです。どうか、嫌と言わず、また嫌でも引き受けてください。それはあなたを実行委員として企業との交渉役に任せられるという信頼の表れでもあるのです。

最後に、高専祭実行委員、高専生、双方に何かしら思うところがあるかもしれません。それを口に出す前に、皆が自分なりに一生懸命頑張っているということを思い出してください。誰が欠けても高専祭は成り立ちません。尊敬しあうことを忘れないで下さい。

2014年10月21日
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