うなすけとあれこれ

2014年10月21日

第50回福井高専祭

fukui nct festival 50th

高専生として最後となるであろう第50回高専祭が終わりました。5年生という最高学年で、50回目という節目の回に高専祭実行委員として活動できたことを、嬉しく思います。

事の発端はいつだったか、学生会長らに今年もスポンサー長として活動してくれないかと頼まれたときでした。昨年度の高専祭でもスポンサー長として働いていて、今年はもう実行委員にはならない、あんなに自分の時間を取られてたまるものかと思っていました。しかし僕は自分の替わりとなる人を指名できず、2年連続でスポンサー長になりました。

正直、嫌でした。また百数社に電話やメールをしなければならない作業は、気の遠くなる作業です。それに今年は高専祭の開催が例年より早まっているとあって、電話をするペースも上げなければなりませんでした。1日のうちに十数社に電話をし、ほとんど同じ数の企業に訪問をしなければなりません。そのためには、優秀な後輩が欠かせません。

しかし、そもそも替わりを見つけられなかった僕に、企業を訪問してくれる後輩や車を出してくれる同級生、友人を見つけられるはずがないのです。もともと自分が嫌な目にあっているので、頼んでも「嫌」と言われたらそこで引き下がります。嫌なことはさせたくありません。そんななか、数多くの後輩を探し出してくれた友人らのおかげで、なんとか活動できるような人数が揃いました。嫌とも言わず引き受けてくれた後輩達、人員を集めてくれた友人には本当に感謝しています。

それでも僕は、たびたび勝手の分からない後輩に企業への電話を頼もうとしたり、何時間もずっと電話せずにいたりして、わがままな態度を取っていました。そのせいで後から大変な目にあうのは去年からわかっているはずなのに、愚かなものです。根底にある「嫌」という感情がそうさせました。もう電話したくない、かかってくるのを取るのも嫌でした。着信音の度に憂鬱で、原稿が無いと電話ができませんでした。

夏休み、忙しいはずなのに、やりたいこともあるはずなのに毎日朝から学生会室に顔を出し、企業を訪問してくれたみんなのおかげで、最後は駆け足になりながらも全企業の訪問と電話を終えることができました。スケジュールを組むのが下手で、ずっと学生会室で暇させてしまったりして申し訳ないです。

夏休みの終わる頃には、だいたいの協賛金額がわかるものです。今年度は、今までになく協賛お願いする企業を増やしました。その甲斐あってか、記録に残るうちで最高金額を集めることができました。節目の回ということで豪華にしようと意気込んでいる実行委員には、とてもありがたかったです。協賛企業の皆様には感謝しています。

途中で、身勝手な都合で長としての仕事をすることができなくなったときにも、表立って批判することなく、仕事を引き継いでくれた実行委員、友人には頭が上がりません。大変な思いをさせてしまって、申し訳なく思います。

高専祭当日も、忙しく動き回る実行委員を見るたび、罪悪感で胸がいっぱいでした。それなのにステージに立ったりして、不誠実な人と思われたかもしれません。それでも、最後の年にステージに立てて嬉しかったです。最後のわがままと思ってください。陰で何を言われようが、僕はあの時、とても楽しかったです。途中で仕事を抜けたとはいえ、自分が資金を集め、運営に関わった高専祭を、楽しんでもらうのが嬉しかったとともに、自分も楽しみたかったのです。いろんな露店を回って、いろんなものを食べて、お揃いのTシャツ、パーカーを着たかったのです。なにせ最後の年ですから。

最終日の花火は、特に記憶に残っています。想像を上回る規模と迫力に、ただただ圧倒されました。周りで友人らがよかったと口々に言うのを聞いて、とても嬉しかったです。

最後の片付けや、心和館での集まりでも、なにも不平をいわず受け入れてくれて、ただただ感謝しています。あと、胴上げも。

最高の高専祭でした。反省点も多いですが、最後の年に楽しめたこと、楽しませてくれたこと、本当に感謝しています。協賛企業の皆様、実行委員のみんなには、感謝しきれませんし、また謝罪の言葉もありません。

願わくは、来年度のスポンサー長には、今年ほどでなくてもいいので、頑張って欲しいです。電話が嫌いになるでしょう。携帯が震えるたびにビクつくことになるかと思います。それでも、価値ある仕事です。高専祭でのみんなの笑顔を作る仕事です。それは企画や装飾や警備や他の部門ももちろんそうです。掛け替えのない役目なのです。どうか、嫌と言わず、また嫌でも引き受けてください。それはあなたを実行委員として企業との交渉役に任せられるという信頼の表れでもあるのです。

最後に、高専祭実行委員、高専生、双方に何かしら思うところがあるかもしれません。それを口に出す前に、皆が自分なりに一生懸命頑張っているということを思い出してください。誰が欠けても高専祭は成り立ちません。尊敬しあうことを忘れないで下さい。

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2014年10月21日