オープンデータ先進県「福井」の残念なデータに思うという記事が200ブクマを超えたこともあり、坂井市のオープンデータが残念であることは多くの人に知られたかと思います。
さて、先ほどの記事では、「坂井市の津波避難所データ」をXML形式でダウンロードしています。では、ダウンロードページに飛んでみましょう。 津波避難場所 | 福井県坂井市公式ホームページ あれ……XML形式ではありませんね。
ブログ記事が書かれたのが2015年2月13日で、そのときはXML形式でのダウンロードが出来たようですが、坂井市のページの最終更新日時は2013年5月7日となっています。
おかしいですね
そこで、ふと気になってページのキャシュを検索したところ…… Googleによって2015年1月21日 20:24:53 GMT に取得されたキャッシュ というものが見つかりました。(ダウンロードリンク先は404 not found)
つまり、2015年1月21日にはダウンロードできていたXMLデータが、批判記事公開後に削除されたというわけです。ですが、最終更新日時は全く変更されていません。
非難が集中したのかどうかは不明ですが、坂井市は先ほどの記事が書かれたあとにXMLデータを削除し、CSVに差し替えたにも関わらず、最終更新日時は変更しなかったというわけです。
これでは、「オープンデータが残念」以上に残念な印象を与えかねません。坂井市はせめてその旨の告知を行うべきだと思うのですが。